杉板RCを採用した書院の軒天補修
お寺で新設される書院での補修事例の紹介です。
木造のモの字もない鉄筋コンクリート造が新鮮。
切妻の軒裏が杉板本実型枠コンクリートになっています。
木造でないからかピロティを連想させる意匠です。
6m下の地上からでもわかる白華(エフロ)とPコンに
軒先を中心に全体にかけて空くジャンカが補修対象です。
Pコン埋めは材料を埋めて色を合わせる補修ですが、打ちっ放しRCと異なるのは木目の凹凸があること。
平らに塗って終わりではなく、木目を引いていく必要があります。
節の左隣がPコン。
地上から見上げてもわからない程度にはなりました。
ぼろぼろの軒先も木目と色を合わせます。
シリコン製トップコートを塗ったところ。
乾ききると濡れ色もなくなります。
美しい杉板コンクリートがよみがえりました。