版築
版築(はんちく)とは枠の中に土などを突き固めて塀を作る工法で、古くは万里の長城の城壁にも使用されている伝統左官工法です。その版築工法を、鏝塗りで表現したのが「塗り版築」仕上げです。
版築はホテルなど時間とコストをかけられる場所への施工に限られていましたが、あらたな「塗り版築」により身近にお使いいただけるようになりました。小面積でも印象に残る アクセントとなる土壁調の伝統技法を住宅デザインに取り入れてみてはいかがでしょうか。
左から1:土を使わないモルタル造形版築
2:塗り版築 多色仕上げ
3:仕上げ漆喰と籾殻を混ぜて型枠に入れ突き固めた室内の壁
4:土とセメントを配合し型をくり抜いて作った版築の置き行灯