2013.04.13 リフォーム事例

晴れときどき現場、「シラス壁」編。

こんにちは。

神出鬼没、あっちこっち飛び回ってます営業サイトウ

今回は先日、休日出勤までして納めた現場のご報告です。

みなさんは塗り壁というとどんなものを思い浮かべますか?

土、しっくい、珪藻土、モルタル・・・

今回、ご紹介するのは「シラス壁」という塗り材。

この日、営業サイトウが弊社先鋭スタッフとともにむかったのは

住友そっくりさんの現場、浦安のマンションリフォーム。

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有名なネズミさんのDランドの近くの眺望最高のお部屋です。

もったいぶらず、さっそく「完成写真」お見せしましょう。

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お仕事完成で一安心の腕扱きの3人 (左から フィニッシュ不動、ハッピー小川、チーフ江端)

このお部屋、奥の壁天井からスクリーンが降りてきて

プロジェクターで映画が見ることができるのです!

天井には専用のスピーカーボックスまで付けられてます。

いいですね???。

もしお施主さん、このブログ見てらしたらワンポイント!

この壁、スクリーンいらないかも(笑)

そのくらいバッチリ平滑にスーパーフラットに仕上げましたから。

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ちなみにプロジェクターはここに天吊りされるらしい。

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廊下

この天井部のRが見せ場!

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これ手作り

壁・梁・柱 すべて同じ質感で仕上げることができるのは左官ならではの技。

施工前の状態がこれ↓

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で、施工後がこう!一目瞭然でしょ。

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今回使ったのは、高千穂シラスの中霧島壁ライト

厚みは2.5?。

純国産、宮崎の中霧島(なかぎりしま)から産地直送の材料です。

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わたしも塗ってみました。

独特のクセはありますが、いい塗り感。

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シラスの粉はさらさらとした砂のような粒子。

珪藻土や石灰石は焼かないと粉にならないのですが、

マグマセラミック・シラスは山から掘ってきたら、天日干しで完成の材料。

粉砕のための大きな機械や、工場も必要ない、

ひとの手だけでつくっているというなんともローテクな製造法。

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水を加えて撹拌したらすぐ塗れます。

ニオイもなく、塗ってる最中もきもちいい感じ。

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職人さんいわく、水引きのタイミングの見極めがむずかしい。

って、今回 お施主さんのたっての希望で

「スーパーフラット」仕上げ!・・・・だから最後にコテで押さえるのがポイント。

メーカーの担当さんに伺うと、本来フラット仕上げは推薦していないとのこと。
本来この材料の持ち味である『多孔質の性能』を十分に発揮するには
フラットより、櫛引や、さっくりざらっとした仕上げで表面積をあげる必要がある。

さらに材料の特性で、乾きが一定しないのでムラがでやすいのです。

というわけできれいに仕上げるためみんな苦労してました。

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最初のR の天井を仕上げているとこですね。

すべてこうして手作業でやってます!

材料メーカーさん「高千穂シラス株式会社」のカタログを

見ると、村の農家の方たちが製造に参加している写真があります。

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http://www.takachiho-shirasu.co.jp/

「手から手へ」

手作りの材料を、我々左官屋さんも手渡しでお客さんのもとへ

「安心で健康・快適な壁」というかたちでご提供している。

あらためて「左官職人さんは製造業であり、同時にアーテイストでもあり」

かつ、時にお客さんと話し合いご希望をお伺いする機会も多いサービス業でもある。

今回のように、たとえメーカーがおすすめしなくてもお客さんがお望みなら

『できる限りのおもてなしの』対応をさせて喜んでいただく商売。

・・・・・・・と実感。

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さて、最近 「八幡工業は、スイス漆喰しかやらないのでしょう?。」

といわれます。

ちょっと待ってください!

もちろん、ここ数年はカルクウォールの施工ではどこにも負けない施工実績と経験ですが、

けっしてそれだけ!ってわけではなく、もともと日本の漆喰はもちろん、

日々、モルタル系、石膏系、土系、樹脂系・・・・とさまざまな材料に触れています。

その中で培った技術や経験、そして環境や健康によりよい材料を!

という思いからスイス漆喰とつながったわけで、

住む人が、建てる人が選んだ材料が良いものであれば

どんな材料もいとわず施工いたします。

おもてなしの心で。

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