2013.04.11 左官事例

たたきくん施工のご報告

先日おこなった左官工事 その名も「たたきくん」。

普段は営業でジャケット姿の斎藤ですが、

この施工に関しては作業着に着替えての出動。

現場は成城の新築、桜満開の日でした。

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この白いお屋敷の玄関ポーチとホール、あわせて10?を施工します。

「たたきくん」とは、

玄関や土間などに水を流さずに石目が出せる 新しい床化粧の工法。

モダンデザインの住宅にもあう、珪藻土を配合した仕上材です。

最初このお話を工務店さんからいただき、疑問に思った点、

「えっ?? たたき仕事、しかも洗い出しのように石目が出る!!」

どうやって施工するの・・・・

メーカーさんに説明を聞き、なるほど!なかなか興味深い材料だ。

それで、会社にお願いして現場にでたという次第。

http://www.futaseyogyo.co.jp/tatakikun/

B&Aたたきくん

これが今回の完成写真。
土の中につぶつぶの石があるのがわかります。
ところが実際「叩いて」ないのですよ。たたきくんなのに・・・

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工程は大きく3つにわかれます。

初 日:モルタル下地処理 (施工後01週間乾燥)

2回目:たたきくん施工  (施工後03日間乾燥)

3回目:表面処理仕上げ ?(施工後03日間乾燥)

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まず、表面に石目を出すというと

「洗い出し仕上げ」が一般的。

洗い出し

こちらは弊社で以前施工した「洗い出し」 2種

この作業には大量の水を流すという工程があり、

実際には、排水処理の問題と周囲の環境条件をクリアーする必要があります。

三和土

そしてこちらの写真が、本来の「三和土(たたき)」

川崎の民家園に展示されている農家の土間、

中心に土かまどがあり、その周囲の床の土がまさに「叩き」つき固められている。

わたしはこの2つの工法をどうやって組み合わせるのか!・・・・が疑問だったのでした。

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まず、事前にモルタル下地処理。

たたきくんは、しあがり10ミリの工法なので、付きしろまでモルタルで平らにならします。

そして1週間しっかり乾燥期間をおいたのち、現場へ。

ちり埃を、しっかり掃き清めたのち

専用のプライマーを塗布します。

kyusui

接着効果を高め、吸水調整をする効果があります。

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乾いてから下塗り材の塗りつけ。モルタル色です。

1.5?2ミリの厚みで塗りつけます。

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乾ききらないうちに、追っかけで「たたきくん」仕上げ材。

あらかじめ硬化液を水で溶き、仕上げ材の土をハンドミキサーで撹拌。

ちなみにたたきくん、色は6色あり、

今回はお施主様 「ちゃ」をご所望。

tatakikun

まずは、仕上げ材を塗り広げます。

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8ミリ厚になるまでコテ圧をかける。

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そしてもうひとりが丸石を散布

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順番が入れ替わりましたが、

今回は立ち上がり部分も石をつけたいとの指示、

まずは立ち上がり部分を最初に仕上げました。

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ところで、しあげ材料1袋(15キロ)に対して

石は200グラム・・・・・・少な目かな、まばらです。

オプションで石の追加もできるようですが、標準で もうちょっとほしいところです。

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木鏝で押さえて、表面を整えます。

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下地から2層になってるのがわかります。

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塗り終わって30分から1時間くらいたって、

乾き具合を見てスポンジで表面のノロを拭き取ります。

そののち刷毛で砂を払います。

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この日はここまで。

3日間踏まれないように養生して乾かします。

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最終工程 表面仕上げ。

まずは、刷毛で砂を払います。

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いい感じに石が顔を出しました!

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この浸透性硬化材 ピーセブンを原液で刷毛&ローラーで塗ります。

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塗ったすぐ湿った状態はトップコートクリアーな感じ。

乾くとしっかりマットで土の風合いがもどります。

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これで、水は吸い込むが、汚れははじく!

温かみのある、いい仕上がりになりました。

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いかがだったでしょうか、

八幡工業はこんな施工もいたします!

センスの活きる、デザイン性の土の床

お宅でもいかがですか。








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