2011.03.10 モルタル造形

師匠の仕事。

みなさんこんにちは。 八幡吉彦です。今回の『1の書簡』はきっと驚きの連続となるでしょう。

僕のいろんな意味での師匠である、吉村興業(株)の?吉村昇″氏の仕事を拝見させてもらったのでその素晴らしい技術を(本人よりいやいやの了承を得たので)紹介します。

現場は練馬駅より徒歩5分とかからない商店街。一日中人通り(師匠いわく若い女性)が多い場所で、そこに『Fish Ground』という師匠のお兄さんの経営するお店がめでたくオープンすることとなり、主に左官工事を師匠が手掛けているとのこと。

現場に入った瞬間から出るまでの間は終始、感動の連続でした。

僕のつたない文章は省き、とにかく写真をどうぞ!!!

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「すごい!」 「やばい!!」 「なんじゃこれ?!!!」 そんな言葉の連続でした。

師匠によれば、木を削りながらレリーフや文字を彫刻してそれが古木となったイメージ。

さすが師匠。 発想がイっちゃってます・・・。

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細かいところまで本当にお見事です。  古さがにじみ出で来るようです。

しかもこんな大作をホントにアッという間に仕上げるんです。 すごいでしょ。

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なんとなんと 他の場所にも擬木があるではないですかーー!!
この複雑な木目はそう簡単に書けるものではありませんね!

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あれれ??  擬木の奥に黒光りしているもの!  あれってひょっとして・・・

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と、と、 研ぎ出しだあぁぁーー!!!

しかもこのデザイン。 普通じゃないです。 伝統技術を別世界へと持ってちゃってます。

まだまだありっませ??。

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今度は擬石や擬岩です。 師匠もちらっとお目見え。

擬石、擬岩に関しては仕上げにもう少しかかるとのこと。 楽しみです。

いや?本当にいい勉強になりました。  ありがとうございました。

師匠は言ってました。 木も岩も自然界のもの。その世界に「これ」という決まりはない! ある程度の規則(流れ)を守れば後はかっこよければなんでもあり! でも人間の作るものなんて自然のかっこよさになんかとうてい近づけない。されどそれにすこしでも近づけるようよく観察し、挑戦して努力することが大切。 目標は常に自然界なんだと・・・。
なるほど。 常に進化し続けるわけです。

それから珍しく真剣な顔でこんなことも言ってました。

すべての仕事において自分の可能性を自分でだめにするな!!  自分で「自分」を?なめて″かかるからできるものもできなくなる。 思い切っていけ!! と・・・。

そう思ってやれば お前ならできる!!(それは言ってなかったかな??)

そんな深いい話もいただき現場を後にしました。

伝統的左官技術を極め、造形や模様壁などの近代的ニーズにも対応する左官職人。

これぞ本物!! 僕の目標です。

ここ最近は会うたびに二人して浴びるほど飲んでるからただの大酒飲みかと思ってたら

師匠はやっぱり師匠だったなぁ??。  感動の1日だったなり。

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とにかく完成が楽しみです。     それではまた。

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