最近の仕事から
只今 「左官修行中!」ひさしぶりの斎藤です。
先日、現場で「サイトウさん!最近ブログご無沙汰ですね!!!」
と、なじみの業者さんから声をかけられ「いや~忙しくってなかなか・・・」
ホントありがたいことにいそがしい日々をおくっていました。
というわけで、この夏6月7月8月
私がたずさわったお仕事ドドーンとまとめてご報告します!!
まずは、黒潮建設さんのコンクリート打ちっぱなしのモダンな邸宅。
吉祥寺の閑静な住宅地に立つ2階建ての新築です。
仮枠が取り外されむき出しになった壁や塀、
内外の壁仕上げ、土間仕上げを中心に、
生コンがうまく入り込んでいない部分の補修や、
階段やサッシ回りなどのこまかい仕上げを行いました。
私は型枠を支えていた、数百以上もある「Pコン」という丸い穴の跡を
ひたすら専用の鏝で押さえ続け、手に鏝タコができてました。
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つづいて日本橋の高速道路下にある公園の公衆トイレ。
こちらもコンクリート仕事ですが、仕上げの塗装屋さんにバトンタッチする
までの下地をいかにきれいにするかが課題。
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そして千葉県八千代市の本格的木造住宅の内外壁面施工。
うって変わって本格的な木造住宅!
施工を手がけるのは「木と土と石と」自然の素材をふんだんに使った家づくり
『東濃ひのきの家』の中島工務店さん。
大工さんは飛騨から来られていて、木材や建具も飛騨の工場から運ばれてくる
というりっぱなお屋敷作りです。
八幡工業では内外壁仕上げ、玄関土間の洗い出し仕上げなどを担当。
外壁はおもに「reve レーヴ」という材料で土壁のような温かみある仕上げ。
また、ひさしの下など部分的に漆喰を使うなど和モダンなデザインが印象的。
貴くん、暑い日差しにめげずせっせと材料練って運びましたね!
さて、内部はほとんどすべての部屋を和漆喰仕上げ。
耐火ボードの壁にまず石膏系の材料で下地を作り、養生期間をおいて仕上げ。
大壁あり、廊下、明り取り窓と仕事はバリエーションたっぷり。
とくにキッチンのゆるやかなカーブの天井は左官職人の腕の見せ所。
休憩時間、玄関に脱がれたこの上ばきの数でもおわかりのように、
八幡の社長と2代目が並んで天井壁を押さえるほほえましい?光景です。
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つくばの新興住宅地に建つスイス漆喰の新築住居。
こちらは内部外壁のスイス漆喰『カルクウォール』仕上げ。
施工途中でツバメが巣作りをはじめるというちょっと愉快な?
アクシデントもありましたが、無事終了。
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おつぎは、小平陸上自衛隊の庁舎改修工事。
朝と夕にはラッパの音で敬礼!
現場周りでは迷彩服の学生さんや教官のみなさんが
授業や実践訓練をしている、まさに自衛隊敷地のまっただなか。
ふた間に分かれた教室の仕切り壁を外し、ひろい空間に変身!
という、これもひとつのリフォームですね。
天井と壁の仕上げは終わり、あとはお盆明けに土間の仕上げが残っています。
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最後は、葛飾堀切にある旧小学校の体育館改修工事。
以前学校の子供たちが使っていたものを、現在は区が管理。
老朽化とともにいたんだ壁の耐震補強をほどこし、
ひろく市民に安心して利用してもらえる施設に生まれ変わらせる!
・・・というわけで、八幡工業では夏の風物詩!?ともいえる
「タケモルピンネット工法」の登場です。
お盆前に無事終了し、あとは補修屋さん、塗装屋さんたちにバトンをつなぎました。
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振り返ればまさに東奔西走の日々、
今日は神奈川、あしたは千葉、埼玉、茨城・・・・
都内はもとより往復で6時間ドライブ??という日も今ではなつかしい。
現場では、まだまだ蝉の大合唱が鳴り響いていますが、
日増しに力尽きころがり落ちている蝉たちの姿を見るにつけ
暑っつ??い夏ももうすぐ終わるのだな?と思う今日この頃です。
ではまた!