バスルーム アンティーク調仕上げ
前回の左官事例でスイス漆喰の施工事例をご紹介しました、
間田央さん、真矢さん設計監理、
施工監理が小川建設(株)さんの世田谷区下馬の家のお風呂場を
白セメントと3厘目の寒水石、
そして顔料(酸化黄)を使い左官アンティーク調仕上げをしました。(色ムラ仕上げ)
この工法は塗りつけた材料を何度か鏝押さえをした後、
乾き具合を見ながらハケやスポンジなどを使い部分的にセメントノロを削り取り、
寒水石を表面に出し仕上げることで色むらのある壁になります。
寸法の正確さ、仕上がりの色むら加減(美観)、
そして各工程に移り行くタイミング(時間)と3つの要素を必要とする難しい作業でした。
これぞ左官仕事!!
湿式工法の奥深さを改めて実感。 やりがいのある仕事でした。
アンティーク調に仕上げた黄色い壁が心にやすらぎを与え体を癒してくれるような気がします。
類まれな素晴らしいバスルームに仕上がったと思います。
床仕上げはアシュフォードジャパン(株)の
アクアカラーを使用し壁との調和を図っています。