スイス漆喰でマンションリフォーム (1)
こんにちは。ここ最近、過ごしやすい天気が続いたかと思うと、急に寒くなったりと、寒暖の差が激しいですね。 体長管理の難しい時期です、皆さん、風邪などひかないように気をつけてくださいね。 左官屋は外仕事が多い職業。 寒さに敏感な私はつい先日から 「ユニクロ」のヒートテックインナーを上下着用しています。 (まだ早いですかね?) いやいやしかし、 人間、厚さや寒さには 勝てません。(笑)
我が家の長男 『太晟』 が最近、字を書くことに目覚めました。 「わ」の字がなかなか書けなかったのですが、彼なりに努力したのででしょう。 アンパンマン?? の上に見事名前を書きあげました。 なんでもそうですが、人間、努力した人には 勝てません。(笑)
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さて、本題のほうに話を移します。 今回ご紹介するこのマンション、実は3年ほど前にも「リビングダイニング」をスイス漆喰でリフォームしている、リピーターさんのお宅です。 きっと塗り壁のよさ、漆喰の良さに魅了され他の所も塗ることに決めたのでしょうね。 化学製品で出来ているクロス張りの部屋より自然素材の漆喰を塗ってある部屋のほうが、居心地が良いのでしょう。 体は正直なのです。 もしかしたら、一種の防衛本能が働き 漆喰塗り を 『体』が『脳』に促したのかもしれませんね。
今回の施工場所は玄関と廊下、そしてトイレとなりました。 既存のクロスを剥がしてからの施工となりました。 それでは施工の様子をどうぞ!
まずはじめに、床やドアなどの養生をします。 ここは汚れないだろうという 『だろう養生』はいけません。 汚れるかもしれないという 『かもしれない養生』をしましょう。 養生ひとつで仕事の良し悪しが決まります。
養生が終わったら次に、電気プレートなどの取り外せるものをはずします。 写真はトイレットペーパーホルダーを取り外し中。 上に水兵さんが付いてます。
取り外した物はまとめて施工の邪魔ならない場所にしまっておきます。 工事終了まで封印です。
次に既存のクロスを剥がします。 はがれやすい物とそうでないものがあるようです。 クロス剥がしで時間をとられると結構痛いです。 その日の作業が予定どうりに終わらないことも・・・。(笑えません)
クロスをすべて剥がし終えたら、ゴミ袋に入れて清掃です。 どうやらすんなり剥がれたようです。
続いてクロスを剥がした壁の上に、長年蓄積された汚れなどが仕上がった漆喰壁にシミ出でこないようにする 「あく止め剤」を塗るための養生をします。
こちらが 八幡工業 愛用の「あく止め剤」 優れものです。
あく止め剤を刷毛やローラーで塗り残しのないよいうに丁寧に塗っていきます。 仕上がった壁にシミが出てきてしまったら大変です。 最悪塗り直しってことも・・・。 責任重大。真剣です。
あく止め剤は1度目を完全に乾燥させてからの2度塗りが基本ですが、不安でしたら3度塗ってもよいでしょう。 このあく止め剤の場合は白色で乾燥すればまず 「シミ」 の心配はないでしょう。
あく止め剤を塗り終えたら養生を剥がして、その日は作業終了。 次に日の作業は石膏中塗りです。 中塗り用の養生や出隅、入り隅、ボードジョイント部分にジョイントテープを張ってからの作業です。
石膏塗りの作業は長塚君が一人で行ったので施工中の写真がございません。 人物だけどうぞ。 一人で約30?の石膏塗リ。役物も何か所かあった為、きつかったらしいです。(笑)
中塗り終了写真です。 頑張った甲斐あってきれいに塗れてます。 長塚君 お疲れ様!!
今回のブログはここまでです。 スイス漆喰仕上げ塗リの様子は次回にしたいと思います。
最後に仕上げの様子を1枚だけ載せときます。 次回おたのしみに!!
それではまた。