八幡工業 木村選手 技能五輪出場の軌跡
2023年 八幡工業は技能五輪全国大会 左官部門 に出場しました。
出場選手の木村宥紀君は 千葉県出身
地元の高校を卒業後に入社 した 現在20歳の青年です。
さあ、いくぜ!!
試合開始前の晴れ姿。
木村君 初めての大会 張り詰めた空気の中
緊張しながらも 全力で臨み、練習の成果を最大限に発揮し
持てる力すべてを出し切りました!!
試合まで 3か月間の奮闘ぶりをスライドムービーにして
インスタグラムにあげましたのでご覧ください!
https://www.instagram.com/reel/C05vNfBrTuD/?igsh=OTc0eDFxenZxeXF6
2023年大会は 11 月 17 日(金)~11 月 21 日(火) 愛知県にて開催されました。
第61回 技能五輪全国大会 |
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、
青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、
広く国民一般に対して技能の重要性及び必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを
目的として実施する大会であり、昭和38年から毎年開催されています。
幅広い職種を対象とする、唯一の全国レベルの技能競技大会です。
偶数年度の大会は、翌年に開催される技能五輪国際大会〈唯一の世界レベルの技能競技大会
(隔年開催)〉の選手選考を兼ねています。
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/zenkoku/about.html
全部で42の職種 総勢1010人の選手が 技能を競い合いました。
今回、左官部門は 11人が 出場しました。
女性が4人、男性が7人
高校生から大学生、左官作業に従事する職人とさまざまな顔ぶれです。
木村君 惜しくも入賞には手が届きませんでしたが、
競技委員の特別賞をいただきました。
会場に 応援にいらした お父様とお母様 完成した作品の前で。
八幡工業の大応援団 が健闘を称えます。
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練習を開始したのは 9月
八幡社長がマンツーマンで指導にあたりました。
ちなみに八幡社長は、1987年全国技能大会で優勝しています。
まず課題に沿って 台を作成。
大工作業も一から習います。
はじめての電動工具の使い方も指導を受けます。
石膏引きの型も自作します。
鉄板を切って、やすりで研いでいきます。
鉄板は、木製のグリップに据え付けて完成です。
石膏引きの得意な 田中先輩がお手本を見せてくれました。
田中君は 八幡工業入社前に 技能五輪に出場して入賞している実力者です。
この日は、八幡専務が石膏引きのコツを教えてくれました。
専務も 左官全国大会の出場経験を生かした的確なアドバイスができます。
この競技会では まず石膏引きを 克服しなければならないのです。
普段の左官仕事では ほとんど使うことのない特殊な材料「焼石膏」、
水で固体化する特性をつかみ、季節と気象条件、水温の変化を気にしながら
規程の時間内に、精度、美観を兼ね備えた 製品を 作るべく
連日ひたすら作りました。
出来上がった石膏の飾り
図面通りに切りそろえ
壁に貼り付けます。
角部分の美しさが審査のポイントとなります。
11月
大会を目前にした 最終練習のこの日
お父様が激励に来ました。
なんだか照れくさそうな 親子。
壁の鏝塗り手順をいっしょに再確認しています。
実は、木村君のお父様は千葉で左官屋の親方をしています。
親の背中をみて、左官職人になりたいという息子に
八幡工業での修行をすすめてくれたのです。
このブログではあまり紹介していませんが、
木村君は、鏝の使い方は慣れたもので 漆喰・土壁も器用に塗ることができるので
大会本番もなんら心配なかったようです。
大事な跡取り息子を任された 八幡社長。
「立派な左官職人になってもらいたい」と、おのずと指導にも熱が入ります。
とは言え きびしい中にも つねに笑顔で接するやさしい社長。
木村君も、みんなの期待に応え入賞ができなかった悔しい思いを胸に「来年!」
と、リベンジを誓っています。
おっとりした性格の木村君でしたが、この数か月で 逞しく成長しましたね。
「キム、おつかれさま。
そして次回こそ『 アレ』 してください!!(*阪神タイガース岡田監督調に)」
これからも社員・スタッフ一同、わたくし営業の斎藤も 応援しています。
11月 大会に行く日の 出陣式