左官職人がつくるハンドメイド雑貨が自由すぎる件
ラノベ風タイトルではじまりました今回はいつもと毛色の違う記事です。
空前のハンドメイドブームから幾年。
飽和状態にあるマーケットプレイスに八幡左官も片足突っ込みました。
利用しているクリエイターズマーケットはCreema。
2023年7月現在、これまでに60点出品しています。
元より手仕事を生業としている弊社、“ハンドメイド”とあらためるのもむず痒い気もします。
塗り壁と大きく異なるのは、“持てて”、“運べる”ことでしょうか。
制作のきっかけは、現場で余るなどして不要になった材料、通称残材。
現場ごとにつくるサンプル板や材料の容器もその一部で、そのほとんどが廃棄扱いとなります。
そんな残材を少しでも削減しようとはじめた取組みで出来たものが擬石プランター。
器型にしたモルタルは、水がゆるやかに浸透するため、特に多肉植物との相性が良いです。
本物の石へ穴を空けて植え込むのはひと苦労ですが、硬化前のモルタルを造形しているのでその形状は自由自在。
擬木を応用してカントリー調の店頭ポップにしたり…
どうぶつ型にして座らせたり…
大工さんからもらった端材とサンプル板を組み合わせたり…
と、俯瞰してアイデア膨らませています。
ウチの子フィギュアも好評で、不思議と爬虫類のオーダーをよくいただきます。
ほかにはシンプルでどのインテリアとも合わせやすいボールや
ごってごてダークテイストの一輪挿しも展開。
最近では材料の空き缶を利用したフェイクスイーツを出品し、ユーモア路線に磨きがかかってきたように思います。
お迎えいただいた作品は大切に梱包して出荷します。
ニッチだけどどこかのユーザーに刺さりますように。