スイス漆喰 から ドイツ漆喰へ塗り替え【 東京都 世田谷区 】前編
今回は、ドイツ漆喰 Stoシュトー の外壁塗り替え工事の施工例をご紹介します。
東京都 世田谷区 M邸 外壁総面積450㎡
施工は、2023年 4月~5月 にかけて行いました。
*工事完了時の写真(2023年)
*施工前の様子 (2022年)
お問い合わせは、10年経過した「カルクウォール」の戸建て住宅。
左官の施工は 弊社ではなく、地元の左官屋さんです。
この日、工務店の担当者も立ち会っていただけるということで、お打ち合わせに伺いました。
壁全体に 雨だれ汚れが染み込んでおり、
漆喰自体も溶けだして薄くなっている箇所もありました。
*室内から 中庭を見た様子
壁に埋め込まれた 外灯の下、汚れが墨流しのようになっています。
バルコニーの床、溶けだした漆喰の粉が沈殿しています。
漆喰壁の特性として壁下の基礎部分からは 汚れを吸い上げて
苔や藻のようなものも発生しています。
一部検査のため、お願いして少しだけ剝がして 会社に持ち帰らせていただきました。
このように各所 汚れ具合と漆喰の剥離の進行度を調査させていただいた結果、
今回は剥がして から、汚れに強い仕上げ材料で塗り替えることをおすすめしました。
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剥がして塗り替えるプラン
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全ての漆喰を剥がします
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高圧洗浄で汚れを掃除します
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浸透性カチオンプライマーで下地のモルタルを固める
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クラック・剥離部の補修
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全面ベースコート+メッシュ伏せ込みで下地の塗り直し
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Stoプライマー塗布
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Stoロータサンk1.0鏝塗り仕上げ
*参考ブログ
https://www.yawata-sakan.com/blog/22329
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今回仕上げに使ったのは、【 Stoロータサンk1.0 】
ドイツの漆喰です。
Stoロータサンk1.0鏝塗り仕上げは、蓮の葉効果の自己洗浄で汚れに強い材料です。
既存のスイス漆喰との違いは、カルクウォールが雨水を浸みこむ材料であるのに対し
Stoロータサンは撥水性能で雨水を弾いて洗い流すところです。
また、Stoロータサンは汚れが気になったら「高圧洗浄」で洗うことが可能です。
完成バンザイ! (ご夫婦とお嬢様)
「とてもきれいになった} と お客様に喜んでいただきました。
工事が、梅雨前に塗り終わって一安心です。
お客様も 思わず 記念写真におさめていました。
今年の雨は、Stoの壁がしっかり撥水しているのを確認できそうです。
次回、施工の流れをレポートします。
八幡工業 営業 斎藤でした。