クイズです『公園の滑り台はどうやって作っているの?』
よい子のみんな
公園の滑り台は、どうやって作られているか知っていますか?
「工場で出来上がったものを運んで設置・・・」って思ったひと
ブブ~~~ 不正解です!!!
ジャジャ~~ン!!
今回ご紹介するのは 山形で施工した『研ぎ出しの滑り台』です。
2022年 7月に作りました。
(ちなみに、周囲の鉄パイプは、雨天時でもシートをかけて施工できるように
元請けの施工会社さんが設置してくれたものです。)
さあ、クイズの答え (もう、わかりますよね)
正解は 『現場で左官職人が作っています』 です。
今回、われわれは仕上げのモルタル塗りと研ぎ出しを担当しました。
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工事全体のざっくりとした流れとしましては、
最初に滑り台の角度にあわせ、山型の傾斜を造成
あらかじめ土台となる部分を鉄筋屋さんが骨組み
そこに型枠で生コンを流し込んで
固まったら型枠をばらし 下地が出来上がるというところでしょうか。
仕上げの工程は、左官屋
白セメントと珪砂を水で捏ねたものを、ていねいに鏝塗りします。
乾いたら翌日 サンダーという機械で研ぎ出して完成。
どうです!! 思わず、滑りたくなる つるつるのすべり面
側面もお子様たちが触って 安全なようにきれいに研いでいますね。
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こうして書くと、ものすごく簡単に聞こえますが
なにしろ公園の現場の工事は、大変なんです。
夏はお日様浴び放題の熱さ、冬は水が氷るほど寒い日もあります。
そして、山坂を重たい材料を上げ下ろしするのもひと苦労。
実際に塗るのも 滑るのをこらえながらの作業なので、足腰が痛くなるほどです。
というわけで、よい子のみんな
研ぎ出しの滑り台は、工場で出来上がったものを運んで設置ではないのです!
現場で 職人さんたちががんばって作っているのですよ。
(別の素材や、工法によっては出来上がったものを設置している例もあります)
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八幡工業では出張で、日本全国の公園のお仕事もお受けしています。
中でも、今回ご紹介しましたような研ぎ出しの滑り台は、毎年たくさん作っています。
巨大なタコさんなど動物の形のものや、飛行機やロケットの形の滑り台も手掛けています。
さいごに
滑り台はみなさんがすべって遊んでくれることで
さらにツルツルになっていくので いっぱい遊んでくださいね。
八幡工業・左官 斎藤さんからのお願いでした((笑))
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今回の工事の point !!
ひび割れ・クラック防止のために開発された添加剤
FD‐15 を使用して います。
FD‐15は、コンクリートやモルタルのひび割れ・クラック防止のために開発された添加剤です。
その組成は、ミクロカーボン繊維、収縮抑制剤、ブリージング抑制剤、チキソトロピー付与剤、防錆剤、白華抑制剤などからなっており、液状タイプの「複合型コンクリート改質剤」ともいえます。
FD-15はひび割れの原因を究明し、そのすべての原因に対処する方法を考え、試験施工で実証してきました。また、ひび割れだけでなく、施工性も向上させることが大きな特長です。
打設作業やならし作業などの重労働を軽減し、作業時間の短縮にも貢献します。