左官でラッピングされたアパレルショップ
ブティックに納めたジョリパットの施工事例をご紹介します。
物件は都内のこちらの建物。
建築としてもおもしろく、
夜はまるでFrank Lloyd WrightのTALIESINを彷彿させます。
本記事は、TALIESINの合う住まいを建てるのが夢、タロがお送りします。
地下の店舗へつづく階段室。
壁面のジョリパットを手掛けました。
後日見切りとサインが取り付けられます。
コンクリート躯体への施工。
雨水が流れ込むため、下端は避けています。
仕上げパターンは“ランダムアート”。
骨材入りのネタをランダムに転がし押さえる仕上げ、珪藻土フラットを下地に、2色目をぼかしで上塗りする特殊な仕上げです。
識別しやすくテストしたものがこちら。
ベージュが下塗りで、ブラウンが上塗りです。
実際はこのくらい上塗りが載っています。
小面積向きのパターンですが、今回、天井壁面200㎡相当の施工に挑みました。
全面に塗布したのちウエスなどで拭き取る減算方式がテンプレートのところを、一から叩き入れる加算方式を採用しています。
前者より手数は増えますが全体を捉えたときの、一枚絵、一空間としての完成度は上がると思います。
寄り。
アイテムをディスプレイするであろう什器は自由に移動させることができます。
家具や什器にも応用しやすいのがジョリパットのいいところ。
床もアイカ工業製品。
“クライマテリア モルタルアート フロア仕様”を採用しました。
フロア仕様は昨年2021年7月に上市したばかりの材料で、ファニチャー仕様投入からさらなる施工部位拡大が期待されています。
塗り圧は1mm。色調は32色のラインナップから選択できます。
空間の一体感を狙いランダムアートと同様にベージュ系。
仕上げに専用のトップコートを塗装することで、耐摩耗性・防滑性を付与します。
この仕様が展開されたことで、天井・壁面・床・家具を同一素材で仕上げることができるようになりました。
モルタルアートは施工難易度が高い仕上げのため、ジョリパット施工店会限定の製品となっております。
施工ご希望の際は実績豊富な八幡工業にお任せ下さい。
ほかにもランダムアートを紹介している記事があるのでご覧になってみて下さい。
https://www.yawata-sakan.com/works/19549