STO工法とスイス漆喰 (仕上げ編)
前回のブログで、STO工法の左官下塗り材(ベースコート)の施工の様子を載せました。 そこで今回は、その後のスイス漆喰の仕上げの様子を載せていきたいと思います。
ちょっとその前に一枚。 先日、城南島海浜公園で撮った写真です。 世間は大型連休中。 飛行機に乗って海外旅行なんて人も多いんじゃないかと思います。 いいな?。 海外旅行!! せめて国内でも。 なにもかもそっちのけで、 いきてぇ??!!!
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すいません。 少し取り乱しました。(笑) では、本題に入ります。 前回のブログをご覧になっていらっしゃらない方のために下塗り終了時の写真からどうぞ。
下塗り材が乾燥した状態です。 所々、白っぽいのは刷毛で鏝波やメッシュのケバ立ちをぼかした箇所です。 (材料の強度に支障はありません。)
刷毛でぼかしても、こんな感じでケバ立ったメッシュはというと・・・
砥石の様なもので削ってしまいます。こうしておけば仕上がった壁からメッシュが飛び出す心配はくなります。 仕上がりに関する不安要素は事前に無くしておく。 大切なことですね。
一通り下塗りの状態をチェックしてダメ直しを終えたら、次はミネラル下地材を塗り残しのないように、丁寧にローラーで塗っていきます。 窓周りなどの養生がはがれかけていたりしていないか事前にチェックしておくとよいでしょう。 念には念を入れて慎重に素早く作業しましょう。
がんばれ! もう少し。 急ぎすぎると勢いよくローラーが回って顔に飛んできますので注意ですよ。
ミネラル下地材が塗り終わったら、乾燥させて、(夏場なら4時間程度で乾燥します。) いよいよ仕上作業突入です。 ですが、その前にお客様とどんな模様の壁に仕上げるか打ち合わせをします。 お客様の要望に合わせて決めていきます。
今回仕上げに使用するのは、スイス漆喰の1.5mm。 0.5mmに比べ骨材が大きいです。
仕上がりの模様はこんな感じです。 シンプルに鏝波の出さないものに決定。
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よーいドン! 塗り始めました。 二人とも息がばっちりあっています。 ポーズが一緒。(笑)
丁寧に大切に模様をつけて、仕上げていきます。 壁に愛情を込めるんです。(笑)
最後に養生をはずして・・・
完成。 きれいになりました。 足場を外した写真もどうぞ。
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さすがスイス漆喰。 白さが違います。 しかもスイス漆喰は汚れが付きにくいため、(汚れが付いてもを分解します。) いつまでもこの白さが続くんです。 なおかつ漆喰は空気中のCO2と化学反応を起こしながら石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムとなり、石灰化していく性質があります。 つまりこの家はCO2を吸収して地球温暖化に貢献しているのです。 まさにいいこと尽くしの材料。 「スイス漆喰」 あなたのお家にもどうですか? 個人的には外壁には1.5ミリのスイス漆喰をお勧めすます。 壁に迫力と重量感があり、家が豪華なイメージに仕上がりますよ。 それではまた。
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