2021.09.20 Sto シュトー

築10年経過の汚れたスイス漆喰外壁を塗り替え

外壁の塗り替え施工事例をご紹介します。

円形のデザインが特徴の世田谷区 K様邸

2021年 9月 工事完了、足場が取れた状態です。

仕上げは ドイツの漆喰系左官材 Sto  lotusan シュトー・ロータサン

 

塗って1週間 経過、雨の水滴をしっかり撥水しており、

お客様も大変喜んでくださいました。

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お客様からのお問い合わせメール

2010年に御社で自宅内外壁の施工をスイス漆喰でしていただいたものです。
築10年がたち外壁の汚れが目立ってきたので、またきれいにしたいと思います。
施工時期は2021年 春先にできればと思います。
お見積りなど、お願いいたします。 2020年 8月 

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以下、お問い合わせいただきすぐに  現場調査にお伺いした際の写真です。

 

玄関前  工事前の 汚れの状況

2階のバルコニーの脇から雨だれ汚れが集中して流れ、シミになっています。

 

北面の壁

日当たりが悪いので全体に黒ずみ汚れが目立ちます。

お客様に許可をいただき、汚れた部分の壁を少しさわってみると
爪で簡単に剥落する状態でした。

出窓の下、おそらくタイルの上に流れた雨水を吸い上げ カビが発生した様子。

 

幸い、壁の劣化の影響で雨漏れ等が発生しているわけではないので

今すぐに 工事をしなくてはならないという状況ではなかったです。

塗り壁は冬場の施工は 凍害の問題もあり、さけたいところなので、

当初は天候の安定している桜の咲くころには完了したかったのですが、

コロナ禍の緊急事態宣言と、梅雨入りもあいまって お盆明けまで工事開始を延期させていただきました。

 

2021年 8月 足場設置完了

このお宅は260㎡

今回は、き弱化した 漆喰をすべて手で剥がすところからスタート

スクレイパーという道具で下地のモルタルを傷つかないよう慎重に剥がしていきます。

破風、軒天も漆喰を塗ってあるので、大変な作業です。

特に、2階部分は日当たりも良く、雨かかりも少ないので硬くて剥がれにく~い。

 

それに対して、雨だれの影響で劣化の進行した1階部分や、

日照時間が短く、じめじめした北面では 簡単に剥がれていきます。

 

玄関上の バルコニーには、デザインウォール

剥がすのもさることながら、仕上げ塗りはテクニックを要しますね。

およそ5日かけて

壁剥がしが終わったところで、屋根もふくめて建物全体を高圧洗浄します。

このように長年の泥がたまっていた雨どいの中もきれいにします。

洗浄と当時に、台風などで屋根の不具合などないかもチェックします。

なにか、問題があればすぐにお客様にご報告し、対応策をご相談します。

 

水洗いを済ませ乾燥後に、窓ガラスなどをしっかり養生します。

モルタルでクラック部分の補強を行います。

そして、専用のプライマーをローラー塗布した状態。

真っ白いペンキを塗ったような感じになります。

いよいよ Sto  lotusan シュトー・ロータサンの鏝塗り仕上げ!!

今回、仕上げの工事の様子の記録写真が撮影できなかったのが残念です。

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完成写真です。

 

 

今回は、切れ目のない大壁ということもあり、

Sto  lotusan シュトー・ロータサンに骨材をプラスしました。

 

3厘の寒水石を調合することで、鏝切れをよくして

オリジナルなテクスチャーになりました。

壁全体に、こまかい砂の梨地のような肌合いができることで

汚れも雨と一緒にきれいに流れるという効果もあります。

施工後に 台風に見舞われたたのですが、特段問題なかったです。

晴れ渡った 青空に白い壁が輝いているのを確認し安心しました。

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外壁工事とは別に

2階バルコニーの木製パーゴラの交換、

塀やガレージ部分の左官塗り替えもご依頼いただきました

こちらの様子は次回、ご報告いたします。

 

外壁の漆喰壁の汚れでお悩みの方、

撥水効果のある 左官材料  Sto(シュトー・ロータサン)で塗り替えをご検討の方、

こちらの記事もあわせてお読みください。

 

ドイツの漆喰系左官材 Sto lotusan(シュトー)

最後までお読みいただきありがとうございました。

八幡左官・営業の斎藤のレポートでした。

 

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