徒桜のぞむ珈琲焙煎所 -ラウンジ編-
大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一。
そのゆかりの土地、北区王子にある珈琲焙煎所の紹介、カフェ編と階段室編につづきましてラウンジ編です。
2021年6月末時点でまだ ラウンジはオープンには至っておりませんが紹介しちゃいます。
↓前回の階段室編はこちら
https://www.yawata-sakan.com/blog/20255
桜レリーフを横目に藍色のMORTEX階段を登りきり、
(ステップには手描きの花びらがあったりします)
水墨仕上げのジョリパットに映える枝垂れ桜の右手にラウンジがあります。
陰影が彩るバーカウンター。
1階とは雰囲気が異なる内装となっています。
家具はこれからだとか。
アルコールが並ぶ予定の棚板は小川木材商店による栗と杉の浮造り。
背板とカウンター下はニュージーパインを使用。
カウンターの立ち上がりから天板にかけて左官が入っています。
用いた技法は研ぎ出し。
黒石の重厚感と艶感が高級感を与えてくれています。
アクセントとして一部型をとり、色つきガラスを散らして花びらを。
カウンター下の継ぎ目。
間接照明がいい仕事をしています。
棚を背にした店員さん目線。
板枠の中に一層ずつ土を積み重ねていく技法、版築に見えるこの壁も担当しました。
今回はジョリパット爽土の版築仕上げを採用。
層の数と高さ、色に仕上げと、お好みでお選びいただけます。
掻き落としの層、刷毛引きの層、削り出しの層、
層ごとの表情をお楽しみいただけるのが特徴です。
施工の難しい技法ですがR部分も上手く収まりました。
R内部はお手洗い、手前のスペースにはゆったりくつろげるソファ席が入る予定です。
お客さんで賑わう日が一日でも早くくることを祈って。
王子珈琲焙煎所サクラピアス所在地