2009.09.08 左官工法

STO工法とスイス漆喰

早いものでもう9月になりました。 「実りの秋」 「収穫の秋」 「食欲の秋」 とおいしい季節の到来です。 ということで、日曜日に ぶどう狩り に出かけてきました。

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ぶどう狩りはここ数年我が家では、恒例の行事となっています。 向かう場所も毎回、山梨県の勝沼市ときまっています。 写真は「藤稔」という世界最大級の巨大粒ぶどうです。 とってもおいしいんですよ。  私の楽しみは ぶどう もそうですが、 「ワイン」 ですかね。  山梨では国産ワインの4分の1を出荷していて、特に勝沼市には多くのワイナリーがあり、市をあげてぶどう栽培に力を入れているそうです。 今回は毎年買っているブドウ農園自家製ワインと山梨で古くからワインの醸造を行っている「ルミエール ワイナリー」 のワインを何本か買ってきました。  何日かは買ってきたこれらのワインで楽しめそうです。(笑)

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ところで日本に初めてワインを持ち込んだのは、有名なポルトガル人宣教師、 「フランシスコ・ザビエル」 と言われているってこと知ってました?

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本題の左官ブログの戻ります。 先日、茨城県で外壁のスイス漆喰仕上げをしてきました。 その下地材として弊社では初めて施工することとなった 「sto工法」 のベースコートを塗りました。今回はその施工の様子を載せていきます。

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ベースコートを塗る前の状態。サイディング板が張ってあります。この板が地震によるクラックのリスクを低減する要素の一つだそうです。

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壁塗り施工前の養生は仕上がりの良し悪しを決める大切な作業。 素早く丁寧に行います。

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養生完了。 いよいよ塗り作業に入ります。

 

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黄色いバケツに入ったベースコートとセメントを質量比1:1の割合で混ぜ合わせます。 水も300?500ml程度入れます。 季節や天候などによってセメントと水の量は調節したほうが施工がしやすいそうです。

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メッシュもあらかじめ一定の長さで切っておくと作業がスムーズです。 ネットの色に合わせた黄色いバンダナ。 撮影のためのちょっとした気遣いも忘れません。(笑)

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材料攪拌中です。 初めての施工ということで、メーカーさんが金沢から?はるばる駆けつけてくださって、sto工法の施工手順を説明して頂きました。 イケダコーポの安田さんもお見えになりました。

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まずはじめに出隅と入り隅に専用のメッシュを伏せ込みます。 (ベースコートを塗ってからネットを伏せ込みます。)

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次に角から引き続き面にベースコートを塗り、黄色いメッシュを伏せ込みます。(出隅、入り隅専用メッシュの上にも黄色いメッシュをかぶせます。) ベースコートの厚みは2?3ミリ程度。 メッシュの重ね幅は5?10?です。

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どんどんメッシュを伏せ込んでいきます。 だいぶ慣れた様子です。 これでクラックの問題は軽減されるはず。

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ベースコート塗り完了。これでスイス漆喰の下地が完成です。

sto工法の魅力としてクラックの心配がすくないこと。(これは寒冷地仕様の特殊なサイディングの張り方とベースコート、メッシュなどによるもの) 無目地の仕上表現が可能なこと。 胴縁を入れる通気工法を採用していること。(これにより建物全体を呼吸させ結露やカビを防止します。)です。  8年前からメーカーさん独自の経験をつみ重ねてきた工法で、クラックに関しては現在はクレームはほとんどないそうです。 素晴らしいの一言です。

長くなりましたので、続きの外壁スイス漆喰の施工の様子は次回にしたいと思います。 決してワインが早く飲みたいからではございません。(笑)  ではまた・・・。

 

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