2020.06.05 NaturaY’s

鎌倉で外壁をドイツの漆喰系左官材 Sto(シュトー)に塗り替え

鎌倉材木座の燻製料理屋  「 燻太  (くんた) 」さん

☝  工事が完了してきれいになった写真です。

こんにちは! 八幡左官・営業の斎藤です。

ドイツの漆喰系左官仕上げ材 Sto Lotusan(シュトー・ロータサン)で 住宅兼店舗の外壁の塗り替えリフォームを行いました。

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👇 工事前、雨だれ汚れの目立つ状況

西洋漆喰で仕上げて4年経過しています。

 

並べて比較するとこのようになります。

 

お客様からご相談いただいたのは、
全体的な汚れと、窓周りの滴り落ちた汚れのしみ

 

そして一番お困りになっていたのは表面の粉落ちのこと。
指で触れるとこのように粉がつく、いわゆる「チョーキング」という壁が劣化した状態。

 

雨が降った翌日は粉が流れて下に置いたものが雪をかぶったよう。
もともとは弊社で行った工事ではないのですが、施工の手順や気候のタイミングも影響しているのでしょうか。

 

現場から歩いてすぐ近くにある材木座海岸。
海からの潮風による塩害も心配で、錆び対策にも良い材料を使って塗り替えをしてほしいというご依頼でした。

 

 

今回はドイツの漆喰系左官仕上げ材 Sto Lotusan(シュトー・ロータサン)によるリフォーム工法でご提案させていただきました。

https://takumiya-style.co.jp/

シュトー・ロータサンは蓮の葉の超撥水性を模倣した水滴による自浄作用効果があるので カビ、藻、汚れに強く、仕上げ後の汚染防止トップコートは一切不要なのです。他の仕上げ材には必要な撥水材や光触媒コーティングにかけるコストがカットされるので、お財布にもやさしいのです。

 

足場を架けて 工事の前にあらためて各所をチェックします。

 

 

北面、漆喰がずいぶん流れて下地が見えるほど薄くなっています。
樹木が風で揺られたことで、こすれて削られてしまったようです。

 

屋根の状態も確認させていただきました。
この時点でもし何かあれば追加工事が発生することもありますが、お客様に問題ないようですとお伝えして確認していただきました。

 

そののち、あらためてブルーシートをかけて屋根養生をしました。

 

 

足場の下には、人工芝のシートを敷かせていただきました。
店舗のため利用者様が歩いても安全で、さらに足元が汚れないようにという配慮です。

 

また、工事中シートの上からもすぐわかるように
【 営業中 】のサインを設置。
定休日にはロープを巻き上げれば見えないようになっています。

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では、作業工程のご紹介にうつります。

1. 低圧で水洗浄し、表面に付着した汚れや、石灰粉を洗い流します。

2. 各部の養生をしたら、無色透明の 浸透性カチオンプライマーを塗布します。

 

これで現状の漆喰をいったんしっかり固めて、次の材料が食いつき易くなるのです。

 

3. Sto専用のプライマーを同じくローラーで塗布

 

こちらのプライマーは白い色なので、下地が白い漆喰ですと塗り残しがないように気を付ける必要があります。

 

4. 乾燥後 、Sto Lotusan(シュトー・ロータサン)の仕上げ塗りにうつります。

 

お客様の希望は できるだけ模様が目立たないように変えてほしいとのこと。

 

👆 工事前 : ランダムな漆喰壁の模様

 

👆 完成: フラット調に仕上げた今回のSto Lotusanの壁
* 三厘の珪砂をオリジナルブレンドしました。

 

 

途中雨続きで作業ができないこともあり およそ、3週間後に工事が完成し 足場の取り外しの日を迎えました。

ちなみに、シュトー・ロータサンは塗ってから蓮の葉の超撥水性能が機能するまで 一週間かかりますので、天気予報を気にしながらの作業でした。

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★ 足場が外れて 完成披露です。

 

バス通りから

 

一階店舗のテラス席側

 

晴れた日にはここでお食事が楽しめます。

 

店内の様子も撮影させていただきました。カウンター席です。

 

ゆったりとした ナチュラルな天然木のテーブル席です。

 

さすが湘南、ご主人のサーフボードがインテリアになっています。

 

ピアノライブも楽しめるのでしょうか、内部の壁は珪藻土塗りです。

 

海から気持ちの良い風が流れる、自慢のテラス席です。

 

笑顔が素敵な仲良しのご夫婦。写真撮影にも気さくに対応してくださいました。

ドイツの漆喰系左官仕上げ材 Sto Lotusan(シュトー・ロータサン)の仕上がりに
オーナー夫妻は大満足と感謝のお声をいただき、携わった職人たちもとても喜んでいます。

長い期間の工事でご近隣のみなさまにもご不便をおかけしました、ご協力ありがとうございました。

 

これからの、梅雨の季節にもシュトー・ロータサンの撥水効果が活躍してくれることでしょう。

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鎌倉材木座の燻製料理屋  「 燻太  (くんた) 」

https://www.picuki.com/profile/kunta_no_gohan

ベーコン・台湾腸詰・お味噌など手作りに拘ってます。
軽く燻香を付ける手法で、白身魚の冷燻カルパッチョや燻製穴子の白焼、燻製焼き魚定食・燻製鮭わっぱ飯定食などがオススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
営業 斎藤のレポートでした。

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