カフェの岩山はこのようにして作られた!の(後編)
前回のブログでは塀の解体工事からはじまり、
鉄骨、鉄筋、そしてモルタル塗りで岩山の原型ができるところまでをご紹介しました。
https://www.yawata-sakan.com/blog/18928
今回はモルタル造形の工程をお伝えします。
まずはデザイナー谷さんが描いた岩山のデザイン画をご紹介。
2017年 10月 造形作業が開始
デザイナーの指示のもと形を整えていきます。
グリーンの植物に覆われた自然に溶け込んだやさしいイメージです。
ごつごつした岩が折り重なり、地面から伸びた木の根っこが絡み付いています。
内側のモルタル塗り
内部はテラス席になるみたいで、外の荒れた岩肌とは違って
すべすべのフラットな仕上がりをめざしていきます。
並行して、洞窟と一体化したテーブルの下塗りをすすめていきます。
仕上がりは、ビールストーン(BEAL STONE)
施工ブログに詳しくありますのでご参照ください。
https://www.yawata-sakan.com/blog/18865
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谷さん この日は造形のベースとなるスタイロフォームを成型しています。
どうやら、ヨーロッパのお城のようです。
スタイロフォームの上にはネットを貼り、 ショートフィーラーというモルタルを塗ります。
ミニチュアとはいえ、
通常のビルや住宅の外壁左官工事と同じ工程で丁寧に下塗りします。
現場から帰った職人さんたちもモルタル塗りを手伝ってくれました。
後日、乾いてから山頂にお城を設置しました。
お城の壁の造形仕上げは山の上で行いました。
危険防止と作業効率化のために 足場を架けました。
谷さん、塔の上に天使の像を取り付けています。
ブロンズ色にエイジング塗装を施しました。
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年明けて、2018年 春
お城の造形&塗装仕上げが終わり足場をとり払い、
さらに岩山全体の造形の調整をしていきます。
つけたり、削ったりの繰り返しの中からベストな配置を見出すのは
まるで石庭をつくる庭師のような仕事です。
今にも崩れ落ちてきそうな石がたまりません。
*もちろん、裏側でしっかりくっついていますのでご安心ください。
ちなみに、いろいろなもののバランスが決まったところで
電気屋さんに照明器具のための配線工事をしてもらいました。
中の仕上げとのとりあい、造形の微調整
離れた場所からバランスを確認しています。
次は、内部の仕上げです。
テーブルの脚をモルタルで造形していきます。
「八幡工業の造形師」といえば長塚勇さんと吉彦専務のふたりです。
ニッチの上はカーテンのドレープ(ひだ)のイメージ
ニッチのなかにカラフルな細工を施しているのは八幡社長。
どんな感じに仕上がるのか楽しみですね。
さあ、いよいよ 次回は完成の巻。
「カフェの岩山はこのようにして作られた!の(完結編)」をお送りします。