2018.08.29 ゼロから始める左官手帖

初めての現場お手伝い

「ゼロから始める左官手帖」 その3

台風と熱気が行ったり来たりする中ご健勝でしょうか、玉置です。

8月21日朝、職人の山崎さんに近場の現場だから行ってみないか
とお声かけ頂いて、連れて行ってもらえることになりました!

撮影やブログにする許可を取っていないので色々と伏せて
記事にしたいと思います。

とあるビルの屋上にある低い壁というかヘリのような部分
(パラペットというらしい)にモルタルを塗るのがこの日のお仕事でした。

モルタルミキサー

モルタルミキサー。まずは材料作りです。
軽量モルタルの粉と水を混ぜ合わせこねます。

実際に回っているのを見るのは初めて。ゆっくりと、
しかしパワフルにかき混ぜています。

攪拌機を使ったことはあったのでこれを手作業するといかに疲れるか
少しだけわかります。

機械の力は偉大です。

初現場

いかにも工事中な足場を初登り。ビクビクしながら登り方を教えてもらいます。

手足をしっかりついて体がせり出さなければ落ちる心配はありません。
ヘルメットもあるしね!

ウィンチでモルタル改

かき混ぜたモルタルをバケツに入れてウィンチで引き上げます。

バケツにカギを引っ掛けるのが私の仕事の一つでした。
ちなみに撮影時は一緒に上ってしまったので釣りのように引っ掛けていました。
これがなかなか難しいらしく一人だとイライラするそうです(笑)。

屋上

工事は、地上4階  の屋上です。

塗るところ

塗る部分は高さ20cm前後くらいでしょうか。
屋上をぐるりと囲っている部分です。

屋上の地面の色が違うのは半分が前日に高さを合わせて作られたからだそうです。

砂セメ

前日使った材料の写真です。
なんと、砂300袋 セメント100袋 使ったらしい!!!

驚きです。

・・・・・・・・・・・・・

さて、出来て次の日の床です。

一日で固まっていて、もう人が乗っても大丈夫なんですね。

お手伝い

ここからは、私も屋上に登ってお手伝い。

壁に伏せこむネットをカットします。
幅10cmほどで長く切っていきます。

継ぎ目用のものはサイズを合わせてカットします。
なかなかコツが掴めずにまごまごしているうちに、
職人さんはあっという間に一面塗り終わっていました。

作業手元

少し目を離すと一気に色が変わっているので驚き、焦りました。
急いで切らねば!
気合を入れてカットします。横に走る線を切るといい感じです。

作業風景改

塗っているところを少し写真を撮らせてもらい、
今度はコテ板にモルタルを載せるお手伝い。

写真のようにコテ板が空いたらレンガ鏝で補充します。
(職人さんは「才取り」というそうです)。

餅つきのようにテンポ良く・・・・・・といきたいところですが、勇気がないので
こぼさないように慎重に載せました。笑

バケツを持って移動しながら材料を載せ、バケツが空になったら
再度ウィンチで上げて・・・・・・としているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。

飽きない改

職人さんが、真剣に塗っている姿は見ていて全く飽きません。

しかし、時間は有限で、午後は予定が入っているので
あらかじめ積んでもらっていた自転車で会社に戻りました。

たったの数時間、そんなに手伝えることは無かったかもしれませんが、
職人さんの仕事を間近で見ながらお話できてとても楽しかったです。

山崎さんありがとうございました!

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