ちいさなお店づくりこそ塗り壁DIYで!
左官の楽しさをお伝えする営業・ 斎藤のレポートです。
この日 塗り壁DIYサポートでうかがったのは
北区十条に現在 準備中の店舗
若いS様 ご夫婦が あたらしく始める
”和食とお酒の楽しめるBAR 「あいそ」
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施主のSさまは2016年
新年一番で八幡工業のナチュラワイズに
[ 自分のお店を自然素材で仕上げたい!!]
と、塗り壁体験を申し込まれたお客様です。
この日は塗り壁練習台で
① スイス漆喰・カルクウォール と
② 珪藻土 エコクイーン の2種類を試し塗りされました。
【 二つの材料の最大の違いは 】
1. 珪藻土 エコクイーンは下地処理を鏝塗り作業する必要があります。
2. スイス漆喰・カルクウォールの下地処理はローラーで専用塗材を塗るだけ。
3. 珪藻土 エコクイーンは仕上げ材を粉から水を入れて捏ねる工程があります。
4. スイス漆喰・カルクウォールの仕上げ材はペースト状なので攪拌するだけで使えます。
5. 珪藻土 エコクイーンは余った材料の練り置きはできません。(粉のまま保存は可能)
6. スイス漆喰・カルクウォールは余った材料の長期保存が可能です。(もともと生なので)
~~~ あとは、風合いと触感の好きな方をお選びください。
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ということがあって
数日後、ご注文の連絡をいただきました。
いろいろ悩みましたが 『籾殻(もみがら)の粒が入った ケイソウドでいきます!』
しかも天井・壁もふくみ 本気で全部 自分たちでDIYするというお話。
およそ7坪 カウンター9席のかわいいお店。
がんばれば何とかなるでしょう。
大工さんがあらかた終わった時点で、材料をお届けしました。
今回の工務店さんは
店舗デザインが得意な有限会社ケイ・プラスさんが担当されました。
店構えは丸窓が印象的なシンプルなデザイン。
和モダンでありながらも 、かたひじを張らずに入れそうな
下町北区十条の町にもなじむ、ほどよいおしゃれ感がいいですね。
お届けしたのは、そんなセンスのよいお二人が選んだ
日本ケイソウド建材㈱の エコクイーン NSR-3 もみがら入り
養生のマスキングテープ、マスカー、アク止め材、かくはん機、捏ねるための容器、
そして踏み台、バケツと左官道具セットを一式。
前のお店も飲食店だったといいうことで
既存のカウンターをいかしたリノベーションになります。
店内奥から見た様子。
材料をお届けして数日後、養生とアク止め処理が完了したタイミングで
いざ 「下塗り」の日。
DIYサポートの声がかかり、うかがうと。
左のお友達がお手伝いに駆けつけてくださいました。
二人でファイバーテープとパテ処理をしていただき、
斎藤は素人さんでは難所である箇所
例えば、天井、梁、柱、窓回りなどをお手伝いさせていただきました。
これが初めてとなるお友達Yさんも、当然 最初はぎこちなかったのですが、
2時間ほどするとコツをつかんだようで 「鏝塗り 楽しいです~」
左官作業の面白さに触れ、いつか自分もやってみたいとおっしゃっていました。
明日も来ます~~と、頼もしい助っ人さんに恵まれました。
施主・店長のSさまも負けじとがんばっています。
さて、この日は角面はできるだけ いっきにやらず、片面ずつで済ませました。
(例えば 東西の壁をこの日、次の日に南北の壁)
これで仕上げた面を傷つけずに済む、そしてひび割れも少なく済むというわけです。
数日後、いよいよ仕上げ塗りをするということで
大変だったら、もう一度DIYサポートお伺いしますよ~と
言っていたのですが、「何とか自分たちでがんばってみます!」
という元気な声のご連絡をいただきました。
どんな仕上がりになったでしょうか、3月の開店が楽しみです。