社長室は、カルクウォール“SPECIAL仕上げ”。
八幡工業の営業センター&ショールームの2F部分は、
社長室と社員寮(3室)になっています。
元は講習会などに使用する「セミナールーム」と
社員寮が2室あったのですが
老朽化に伴い、この春から大改装がスタート。
今回は、出来上がったばかりの社長室の
施工の様子をお届けいたします。
なんといっても【左官屋の社長室】ですから、
施工方法や材料にはこだわって作りました。
みなさんにも、施工の際のご参考になればと思います。
① 下地は石膏ボード。
まず、腰板部分に墨を打ち、
「デザインストーンシート」を貼っていきます。
このシートは天然石を特殊な方法で厚み2mm程度に剥がしとって
裏打ちをしたもの。自然な凹凸と質感、下地に負担をかけない軽量さ、
カッターでも切れる施工性の良さが特長です。
http://www.dss-iskcorp.com/salespoint.html
(八幡工業NaturaY’sでもお取り扱いをしています)
② 下地の石膏ボードの継ぎ目にファイバーテープを貼り、パテ処理。
腰板やチリ周りを養生したら、中塗りにCトップを塗っていきます。
普段は、下地にアク止めシーラーを塗るだけですが、
これでボードの継ぎ目の微細な不陸も拾わずに、
上質な壁に仕上げることができます。
きれいにジョイント処理をしていても、押さえ仕上げでは光の加減
(自然光の調子)によっては継ぎ目の位置が「わかる人にはわかってしまう」場合があるので、念には念を。
なんといっても【左官屋の社長室】ですから。
③ カルクウォールを塗る部分にミネラル下地材を塗ります。
1回塗りでも十分なのですが、今回はていねいに2回塗りで仕上げました。
その方が、よりムラなく塗布できるからです。
なんといっても【左官屋の社長室】ですから。
④ ミネラル下地をしっかり乾燥させたら、
いよいよカルクウォールを塗っていきます。
今回は押さえ(スーパーフラット)仕上げ。
腰板(デザインストーンシート)が貼ってある分、
塗り面積が小さいので約12畳ほどの部屋を
職人2人で一気に半日で塗り上げました。
最後の仕上げは慎重に…