シャープな陰影が魅力の、漆喰壁。
4月某日、東京・目白台。
新築一戸建て、3階建の全フロア内装を4人の職人たちが
スイス漆喰「カルクウォール」で施行中です。
今回の仕上げパターンは、
押さえ仕上げ(フラット仕上げ)。
凸凹が多い室内は施工に気を使うものですが、
その凸凹が作り出す陰影と
エッジの立った角の仕上がりの美しさは、
左官職人の確かな仕事があってこそ。
漆喰壁の魅力が、よりシンプルに
ダイレクトに味わえる仕上げだといえるでしょう。
材料の乾きを助けるために少し開けられた窓からは
満開の桜がのぞき、春のフレッシュな風と
まっさらな白い漆喰の壁が
まるでお施主様の新生活を祝福しているようでした。
(桜が見える窓の前にて。現場パトロールの八幡専務と4人の職人さん)