スイス漆喰は汚れにくい!
下の?写真は交通量の比較的多い道路沿いに建っているビルのベランダに1年間置いておいた物です。
三角形の黒ずんだ部分が樹脂入り左官材、その周りはスイス漆喰です。
一年前は真っ白な板でしたが、どうしてこのような違いがおきたのか調べた結果、漆喰は静電気を帯びないため、ほこりなどの汚れがつきにくく、なおかつ付着した汚れを強アルカリ性の漆喰が太陽の紫外線を浴びることによって汚れを分解してしまうそうです。そのダブルの効果で写真のような白さを保っていられるようです。一方、その効果を持たない樹脂入り左官材は写真のような結果になってしまった訳です。
都内近郊を車で走っていますと、過去に施工した物件のそばを通ることがあり、そこに立ち寄ることがよくあるんですが、外壁に樹脂入り左官材を塗った建物は確かに思った以上に汚れがひどいんです。皆さんも近所を散歩していて「この家最近建てたばっかりのはずなのにずいぶんと汚れが・・・」と思ったことありませんか? その家はおそらく樹脂入り左官材を塗ってますね。 このブログをご覧になった方は少なくとも樹脂入り左官材は塗らないようにしましょうね。汚れに関しての、後々のメンテナンス費用が漆喰に比べ高く付きそうですね。
漆喰がすごい材料なのかそれとも樹脂入り左官材料がひどすぎるのか考えさせられる写真ですが、どちらにしても汚れないってことはいい事ですよね! さらに驚くことに、漆喰には空気中のCO2とゆっくり化学反応を起こして石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムとなり石灰化していく性質があります。つまり、CO2を吸収して温暖化防止に貢献しているわけです。漆喰ってすばらしい材料だとおもいませんか?