防水機能のある塗り壁材料のこと
八幡工業は左官工事をはじめとして、住宅や建物にかかわる様々な工事を行っています。
塗り壁、土間のさまざまな仕上げ、それからブロック、レンガ、タイルの工事もやります。
また、エクステリアにともなう外構工事、水道工事、大工工事、植木作業など。
ときには防水工事にも対応いたします。
左官の基本である「壁をきれいに塗り仕上げる」「床を平らにならす」のはもちろんですが、
平行してさまざまな作業を受け持つ能力のある作業者 『 多能工 』 を必要とされています。
現状に満足することなく、つねにアンテナをひろげて新しい工法や製品情報に注目しています。
そんな中、左官屋ネットワークを通じて おもしろい製品の紹介があり、講習会に参加してきました。
Mortex training Japan
会場は板橋区にある西谷工業さんの事務所。
2階にあるショールームが講習会の会場です。
販売施工代理店であるエコ・リバイバル株式会社の望月社長(右)からゲストの紹介。
中央がBeal社 創始者であり社長の Jean?Bernard Thiry (ジョン・ベルナール・チリー)氏。
お隣が共同経営者である奥様 Veronique Wahlen(ベロニック・ワーレン)さん。
そして日本の総代理をしている 滝田 さん。
パリ在住で今回はご夫婦をアテンドしてひさしぶりの帰国。通訳も担当していただきました。
そう、製品は海外のものです。
ベルギーが本社のBeal社(ビール社)の MORTEX (モルテックス)。
勉強会の話を要約すると・・・
床・壁・なんと風呂、プールなどの水場にも使えて、
コンクリート下地はもちろんベニアや、タイル、金属の上からもOK!
しかも、塗り厚がたった3?5ミリなのに防水・止水の役割も果たす。
さらに強度はコンクリートの3倍!
・・・・非常にユニークかつ画期的な仕上げ材料です。
事例集みると楽しいです!!
キッチン洗面台もまるごと左官屋が塗って仕上げられる。
今までタイルを張っていた水周りも塗り壁オンリーでOK!
だから、シャワー室、浴室も左官仕事のみでできてしまうのです!!!
社長さん自ら、自慢の材料を調合。
いわく、MORTEX (モルテックス)の調合は、
ケーキ作りと同じように厳密に軽量しておこなってください!
さあ、みんなで塗り試し!
最初はガリッと擦り平滑にしておきます。
30分程度で締まったら、2層目の塗り。
ここで水引き按配をみながらパターン付けをします。
押さえ込んだところが艶が出て、全体に自然なムラ感ができます。
ここが肝!
八幡専務は上下でパターンを変えてみました。
斎藤はわざとムラを大きく出したところ、
はからずも水墨画調になってイイ感じです。
最後、修了書を手にみなさんと。
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この画期的な材料は、日本の公共工事でもすでに採用され
防水性能は実証評価があるとのこと・・・
八幡工業でもこの材料を使った工事をぜひご提案させていただきたいので、
興味を持った設計士さん、工務店様、そして全国のおきゃくさま!
防水&造形でオリジナルな空間を施工するチャンスをください!
くわしくは、 https://www.facebook.com/mortex.japan/?fref=ts