「和敬塾本館(旧細川侯爵邸)」の見学報告
ちくらの会 第7回見学会に参加してまいりました。
(*9月のレポートが今頃になってしまいました。すみません)
今回は、目白にある「和敬塾本館(旧細川侯爵邸)」を見学。
この門をくぐっていくと広大な敷地内には全国からの学生さんたちの寮があり、
テニスコートや運動場も完備、そのさきに大きなお屋敷がそびえます。
原則非公開の建物ではありますが、9月の一般公開日にあわせて予約をしていただきました。
文京区目白台1?21?2和敬塾敷地内
HP:http://www.wakei.org/honkan/index.html
お昼過ぎに和敬塾本館正面玄関横にて集合、1時間ほどのガイド付き見学
石積みで防犯用に頑丈な鉄格子が付いた窓。(戦中の鉄材供出をまぬがれ現状保存)
【建物概要】
細川家第16代細川護立侯により昭和11年(1936年)に建てられた、
昭和初期の代表的華族邸宅です。
鉄筋コンクリート造3階建、地下1階、銅板葺の建物は、
英国チューダー様式を基本としていますが、
室内は法隆寺の高欄をヒントにしたとされる卍崩しのモチーフや、
サラセン風のデザインなど独特の意匠が加味されています。
1957年(昭和32年)に財団法人和敬塾の所有となり、現在、東京都の有形文化財に指定されています。
内外とも改修工事、当時の壁紙を復刻したり、大変な予算がかかったそうです。
手洗い場、素敵過ぎる。
近くに関口教会があったおかげで辛くも 空襲による破壊から逃れました。
こういう重要文化財をいくつか見学して、いつも教えられるのは
施主が本当によいものを知っている、勉強しているからこそ大工や左官に注文ができたのです。
この部屋、家具もすべてが70年前のまま。
まあるいシェードの明かり、今でもモダン。
左官の技術も目をみはるものがいっぱい。
企画・主催 「築楽(ちくら)の会」
TownFactory 一級建築士事務所/太田陽子さん (左)
ひとりおいて
関建築設計室/関知加子さん(中)
株式会社 イエサブユナイテッド/荘司美智子さんとお子さん(右)
3人さん!お誘いいただきありがとうございました。
わ?い手作りのケーキ付き、みなさんとゆっくりお話しでき楽しかったです。
次回もよろしくお願いします。
ごらんのように参加者はすてきな!女性中心。
(男性の参加もOK!)
建築の好きな人であれば、プロアマ問わず参加できる会です。
ただし、会場によっては人数制限がありますので、
くわしくは Facebook まで
築楽(ちくら)の会
https://www.facebook.com/tikuranokai