造形用モルタルの講習会に参加
いよいよ梅雨の季節に突入しましたね。
「左官屋殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降ればいい」
だれが言ったかしれませんが、この時期はまさにこの気分、
内装のお仕事があればラッキーですが、こと外壁の作業となると
雨降りの日はまったくのお手上げ!!
事前作業をしようにも水に塗れたサッシには養生テープはくっつかない、
なにより材料は雨の中では練ることができません!
納期がないので「そこをなんとか」とお客さんに頼まれて、
たとえ無理して雨合羽を着て塗ったとしても、仕上がった壁は流れてしまう、
けっきょく後日やり直し・・・で痛い目をみるのです。
そんなことで朝から雨が降っている日は、左官屋さんはお休みとなることが多いのです。
さて、先週の土曜日はあいにくの雨降りでしたが、
以前から予約申し込みしていた「造形用モルタルの講習会」に行ってきました。
株式会社ギルトバンクさんが主催の『擬石(方形)・擬木・・・カービング』実技講座。
http://guildbank.co.jpこれは弊社社長の手によるモルタル造形「アカンサス」のレリーフですが、
材料はギルトバンクのオリジナル材料【ギルトセメント】を使用しています。
えっ!?これ粘土じゃないの!?
しかも型抜きでもなくモルタルの塗りつけで!!!???
そう左官の造形・彫刻の世界は実はすごいんです!!!!
というわけで会社から程近い会場ギルトバンクさんに朝9時到着。
普段は倉庫として使われている空間に8つのキャンバスが設置、
この日、遠くは三重、新潟からの受講者の方も来られていました。
弊社からは、トモさん、岡ちゃん、私・サイトウの見習い3人組、
そして10年目の職人イサオさんの合計4人が参加。
講師はタマテ組代表の玉手さん、東京ディズニーシーの現場に携わるなど
数多くのお仕事をされているモルタル造形のスペシャリストです。
http://www.tamategumi.com今回の講座は2週にわたっておこなわれますが、
一回目は、擬石(方形)・擬木・・・カービング(彫刻)
二回目は、擬石(方形)・擬木・・・エイジング(色付け)
これは先生の作品。
石積みと古木の板、本物そっくり!
いやそれ以上のリアルな表現にびっくり、いいなこんなの作れたら。
というわけで10:00?17:00、一日じっくり勉強したわけですが、
ひとことで言って「いや??難しくも、いとおかし(ちょ?おもしろい)」
八幡4人衆、実に楽しそうに、しかし真剣に取り組んでおります。
実際の作業の内容は次回まとめてご報告しますのでお楽しみに!