ブロードカラー・ストーンフィーネ施工しました。
お盆が明けても暑い日が続いています。 最近のニュースでも、やれ記録的猛暑だとか やれ熱中症患者続出だとか 暑さに関する話題が絶えません。 ある番組では、労働者の熱中症対策として 『労働の時間帯を早朝と夜間に!』 なんてことを言っていました。 (うーん。確かに!)と思ったものの・・・ 左官の場合(左官以外もそうなのかも) 早朝はともかく夜間はちょっと無理かね?。 とくに外壁工事なんかは。 内装に関してもやっぱりうす暗いと仕事の質が低下しますよね。 ですから夜間労働はなしにして、 日本全国暑い夏場は ?早朝のみ″ の労働。 いいですね それ最高!!
さて頭を現実に戻しまして、今回は暑い中 新感覚の洗い出し工法『ブロードカラー・ストーンフィーネ』の施工をしてまいりましたのでその様子を。
『ブロードカラー・ストーンフィーネ』は 新開発のセメント(ブロードカラー)の特殊な機能により施工性・施工時間・強度を格段に向上させた洗い出し工法です。 またブロードカラーはカラーバリエーションが豊富なので多彩な演出が可能となります。 今回施工したのはNERI?S工法の床面仕上げ。 カラーナンバー01です。
まず最初は水湿しをしたモルタル下地に付属の専用下地材を塗布します。
マニュアルでは鏝で塗布するようになっていますが今回は下地の都合でハケを使っています。
下地材が乾燥したらブロードカラーと天然石を混ぜた上塗り材を打設します。
打設後すぐにハンドスプレーを使って水打ちし、巣穴がないように鏝でならします。
本来はこの作業後適度な硬化を待ち次「の工程に入るのですが、今回は上塗り材の塗り厚が通常より多かったため硬化が鈍かったので・・・
新聞紙をはがしたら水を打ち鏝でならします。この時余分なアマは取っとくと良いと思います。
適度に硬化してきたので石に目をそろえるためのアマ戻しをして鏝で?そっと”ならします。
従来の洗い出しのように ふせコミやもみ込み の必要はないようです。
その後すぐ水を含ませたローラーで徐々にアマを取り除いていきます。
ローラを使うことにより早い段階からアマ取りが出来、なおかつ早い段階でのアマ取りでありがちな石のこぼれを防ぐことができます。 これは新発想ですね? 素晴らしい。
ローラーで石の色が分かる程度までアマを取ったら。十分硬化を待ち、最後に綺麗な水でスポンジ拭きをします。
完成!!
最後に急激な乾燥を防ぐためシート養生をして完了です。 なかなか上手にできたと思います。 意外と急に硬化しだすのでアマが焼き付けを起こさないように、早め早めのアマ取りが肝心だと思います。
ともあれローラー活用の効果には正直驚きです。 また確かな情報を手にいれました。 めでたしめでたし。
*この現場ではこのストーンフィーネの他にも様々な左官仕上げ材を使用しています。簡単に紹介します。
内装は漆喰と土を使っての仕上げ。
同一材料でもパターンや色を変え表情を変えています。
このような左官材をふんだんに取り入れたおしゃれな建物がどんどん増えることを願って、 今回の『1の書簡』はお開きです。 では・・・