2010.03.29 左官工法

スイス漆喰のかき落とし仕上げ

こんにちは。 『1の書簡』 八幡吉彦です。 約3週間ぶりの更新となりますかね。 久々です・・・

それもそのはずとにかくここ数カ月間おかげさまで仕事がムチャクチャ忙しいです。 大変ありがたいことです。 更新できずにいた理由を仕事のせいにはあまりしたくはありませんが、やはりブログ更新は二の次といいますか、そうなっちゃいます。 このブログに関しては「あせらずのんびりと時間のある時に。」をモットーにやっていこーと最近は思っています。 ブログ更新できずにいる自分に対してストレスを感じないように。  (言い訳かな・・・?)

さて今回は、イケダコーポレーションさんの築地ショールームでもおなじみのスイス漆喰かき落とし仕上げを施工してきましたのでその様子を載せたいと思います。

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施工前。 この壁、なんと玄関前の壁。この家を訪れた方すべてが見るであろうまさに家の顔ともいえる壁。  責任重大です。

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下地処理完了後にデザインを決めます。 今回はいろいろと悩んだあげく 『水の流れ』 をイメージしたこのデザインに決定です。

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壁の色は専用顔料である「ウラ」のウルトラマリンブルーとペルシアレッドを混ぜたものをスイス漆喰に混ぜて作ります。 その際、スイス漆喰と顔料の割合を変化させ何種類かの色を作ります。今回は5種類の色漆喰を作成。

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色の準備ができたらいよいよ塗りつけです。 ラインに沿って色を変えていきます。

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色の取り合い部分は混じってしまわないように細心の注意が必要です。

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慎重に慎重にかつスピーディに作業を進めていきます。 だいぶ進んできましたね。

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塗りつけ完了。 塗りつけ開始から約3時間半かかりました。 この状態でしばらく乾かします。

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乾燥状態を見計らってかき落としを始めます。 かき落とす際も慎重に丁寧に作業を行います。

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出隅部分は定木をあてがってかき落としていきます。

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完成

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色の取り合い部分もうまく表現できていると思います。 苦労したかいがありました。 大成功です。

左官のデザインや可能性は無限です。 豊かな発想力があればいろいろなデザインや技法が浮かんでくることでしょう。 それを生かし楽しめる職業である 『左官』   魅了させられます。

何気ない会話や視線の先にヒント(情報)が隠れているかもしれません。  そのひとつひとつを拾い集め 『情報力のある壁作り』 をしていきたいと思います。 左官屋としてさらなる進化を目指して!!

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