駐車場の洗い出し仕上げ
駐車場の床の仕上げに「洗い出し仕上げ」を施工しました。
奥の仕上げは 白ベース、手前は黒ベースのツートーンカラーにしました。
厚みは10ミリ程度ですが、車が乗りあげても 割れたり、剥がれたりしない非常に強い材料です。
今回使ったのは、新工法の洗い出し【 ヤブ原のストーンフィーネ 】
天然石の持つ自然な色合いと伝統的な落ち着いた仕上がり感がご好評をいただいています。
また、従来の洗い出しでは仕上げ時に大量の水で洗い流す必要があり、汚水処理の問題がありました。
新工法のストーンフィーネは、少量の洗い水、スポンジ拭き取りによって
洗い出しでは困難とされていた室内での施工もでき、環境負荷の発生を抑えた画期的な商品です。
*施工前 スタンプコンクリートによる石貼り調仕上げでした。
施主様はこれはこれで気に入っていたのですが、
数年経過してずいぶん汚れが目立ってきたので塗り替えを計画しました。
まずは、サンダーで既存のスタンプコンクリートの表面を研磨して、
トップコートの樹脂成分を剥がします。
高圧洗浄をして 埃や砂を洗い流します。
駐車場にはシャッターが付いているので、側溝L字構の部分にあわせて
いったん斫り工事して おきます。
3~4センチほど ピックで斫ると 下水の点検蓋が飛び出します。
水勾配を確認し、仕上がりの高さに合うように パイプカットして設置。
モルタルが固まるまで待ちます。
既存の床には カチオンタイトを塗ります。
これは、仕上げの材料の密着性を高める目的です。
カチオンタイトが乾くのを待ちます。
シャッターの設置面にあわせて真鍮の金属目地を設けました。
【 ストーンフィーネ 】
専用の玉砂利 石の大きさは3~9 ミリサイズです。
これに 特殊セメント「ブロードカラー」を組み合わせることができます。
今回は奥と手間側で 色と玉砂利の組み合わせを変えています。
奥の洗った仕上がりの様子です。
施工当日はバタバタしていて、残念! 工事中の職人の記録がありません。
翌日、エフロクリーンで 酸洗いをしました。
日を分けて 手前側の黒ベースも仕上がりました。
埋め込まれた真鍮の金属目地
下水の点検蓋 も このとおり きれいにおさまりました。
間の溝には白い玉砂利を敷きました。
水をかけて濡らしてみました。
艶っぽい石の表情が風情を感じます。
雨が降っても 水はこの溝を通じて 下に浸み込むしかけです。
さらに、グリーンを植えても いいですね。
玉竜 は一年通して 緑が鮮やかで、タイヤに踏まれても強い植物です。
大面積に施工した
「晴海ふ頭公園の洗い出し仕上げ」
の施工の様子もあわせてごらんください。
https://www.yawata-sakan.com/works/18909
施工のご要望はお気軽にどうぞ。
レポートは営業の斎藤でした。