MORTEXで仕上げた 「かまど」のようなカウンター
京都の「おくどさん」のような竈(かまど)
にみえるこの造形。
実は、裏側にまわりこむと このように扉がついています。
都内某所の施設に設置された
長さ3メートルほどあるカウンターテーブルなのです。
手前にある木製のベンチと比較すると大きさがわかりますでしょうか。
施工前の様子
家具屋さんが 合板で下地となる ベースを作ってくれました。
サンドペーパーでやする必要がないほど、きれいに仕上がっているので ありがたいです。
養生をして プライマーを塗布
収納部は扉をいったん外しての作業です。
プライマーが乾いたら、下塗り開始です。
ひび割れ防止の グラスファイバーメッシュをモルタルで伏せこんでいきます。
天板と、側面 同時に塗っていく必要があります。
角面がRになっているので 塗り分けができないのです。
Rにあわせて 曲面用の特殊な鏝を使っている様子です。
ここは、慎重に、丁寧に。
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2日目
白い下塗りの上に、グレーの仕上げ材を塗っていきます。
カラーは BM:68
カラー見本です。
右側の 落ち着いたトーンが仕上がりイメージ (撥水・撥油のニスを塗っています)
仕上げは二層。
少し荒い材料を塗ってから乾ききる前に、
追っかけで 細かい粒子の仕上げ材を塗りおさえていく。
そうすることで、目の詰まった頑丈な表面になると同時に
MORTEXならではの 独特のムラ感が現れてくるのです。
次の日、乾燥を確認して
トップコートを塗り 完成となります。
トップコート : BIPUR M (艶なしタイプ)
ダウンライトの照明が うまく当たって
まるで、ステージのようにライトアップされています。
家具屋さんと共に、左官が心を込めて 手作業で仕上げたモールテックスのカウンター
スタイリッシュな見た目だけでなく、触れた時のすべすべの手触りも最高です。
ここを使うみなさんが 「コレなんだかいいな~ 」と感じてくれるといいな。
施工取材 : 営業・斎藤