透明度、上げてきました。
こんにちは、年末は毎年おせちづくりを手伝いに帰省するタロです。
今回は撮影レンタルスタジオの施工事例を紹介します。
場所は世田谷区、経堂駅から歩いて数分の好立地にあります。
1Fは美容室、2Fが依頼いただいたスタジオになります。
施工前のメインスペース。
白の塗装とクロス、コンクリート床がシンプルで明るく、開放感のある印象です。
こちらは
・クロス壁へのスイス漆喰施工
・シャギー壁へのモルタル造形補修
・床へのモルタル施工
のご依頼をいただきました。
施工前のバックヤード兼撮影スペース。
右手が給湯スペースで左手がメイクスペースになります。
こちらは
・塗装天壁へのスイス漆喰施工
・Pタイル床へのモルタル施工
・オリジナル洗面台と化粧台の造作
のご依頼をいただきました。
施工初日はシャギー壁と床のモルタル補修。
シャギー壁は下端20cmのブロックを覆い、上部のテクスチャと一体化させてほしいというものでした。
調子を合わせ、かつ撮影背景として邪魔にならないテクスチャを目指しました。
担当はたにさんと私タロ。
2日目以降は天壁のスイス漆喰施工。
既存クロスは剥がさないプランのため、タッカーで補強し、塗装の色と灰汁が出るのを抑制するシーラーを塗布します。
仕上げ担当はいさおさんとふじいさんとはなさん。
鏝パターンはラフを採用。
スイス漆喰カルクウォールならではの良さを味わえるおすすめのパターンです。
クロスや背景ペーパーでは撮れないショットが狙えそうですね。
窓際一面のみ模様のないフラット仕上げ。
背景バリエーションのひとつにします。
平滑に塗る技術を要するためアップチャージいただくことでご選択いただけます。
つづいて造作家具。
オーナーさまと大工さんとの打合せを通じ、イメージを共有します。
天板はMORTEX、脚はオーク調でヴィンテージデザインに。
施工担当は吉彦専務とさいとう部長。
オーナーさまも興味津々。
施工しながら材料の特性や取扱いについてご案内します。
男前ではないでしょうか。
以前の壁づけを取りやめたことで用途と場所を問いません。
脚にはアジャスターをつけたのでガタつき防止と、床へのキズつけ軽減につなげました。
洗面台は完全固定。
壁床の計測を事前に行ない、コの字壁にしっかり収めます。
大工はお馴染みの小川木材商店さん。
MORTEX 天板に陶器の洗面器がよく合うこと。
そして撮影アイテムもさることながら雑貨が洒落ています。
既製品よりはコストはかかりますが、造作だからこそできる強みと良さがありますね。
什器や家具のご依頼もお待ちしております。
ヨガ教室として貸し出すこともあるそうで、触り心地を重視し、床は国産のNSフロアハードを採用。
モルタル仕上げをご希望の場合、MORTEX につづいてご提案するのがこの材料です。
以前はフローリングを剥がした際に残ったノリや、フロアを横断するヒビ割れがありました。
プライマーを塗るとより明確に。
フロアハードは薄塗りでありながらこれらをカバーすることができるのが特徴です。
モルテよりも工程が少なく、材料自体も安価のため、比較的コストを抑えられるとして、今年は多く採用いただきました。
施工担当は吉彦専務いさおさんふじいさんのお三方。
眺めて良し、触れて良し、呼吸して良しの、澄んだ透明度の高い空間となりました。
iLLy StudioさまのHPはこちら。