千葉県香取市佐原の左官尽くしの本格建築
千葉県香取市佐原といえば水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた町
伊能忠敬記念館をはじめ、見どころも多く、江戸時代から家業を引き継いで今も営業を続けている商家が多く、
「生きている町並み」として評価されています。
平成8年12月、関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されました。
そんな一角に建てられた鉄筋コンクリート壁式構造の塔屋付き3階建、事務所兼共同住宅が
今回ご紹介する現場です。
千葉商船ビル新築工事
歴史的景観に配慮し、レンガ・石を使った重厚でモダンな洋館デザインの外観
八幡工業は、
岡建工事株式会社さまからご依頼いただいた工事で
階段廊下部分の研ぎ出し仕上げと、和しっくいの内装仕上げを担当いたしました。
高い天井の階段室
階段室の壁は和漆喰の鏝押え仕上げ
ロートアイアンの手すり、照明器具などすべてが特注品
大理石の階段 美しすぎる
通路部の床は真鍮目地を埋め込んだ研ぎ出し仕上げ
大型のサンディングマシンで研ぎ出し中
サンディングによって磨きこまれた美しい仕上がりの床
計画からおよそ、五年の月日を要し、平成30年10月に完成。
日本初の重要伝続的建築物群保存地区に建つ洋館の一例となるであろう、この千葉商船ビルなのです。
オカケンさんのホームページに設計・施工の担当者様のコメントが紹介されていますのであわせてご覧ください。