ペットショップのリニューアルに八幡工業・左官が入ったらこうなった(第2回)
まるでおとぎ話にでてくるような美しくワクワクする店内。
ペットショップのリニューアルオープン工事に参加させていただきました。
すごい迫力の木の造形 こちらは八幡工業ではなく、
造形モルタルメーカー直属の制作会社のスタッフが作っていました。
前回は、エレベーターホールの工事の様子をお伝えしました。
https://www.yawata-sakan.com/blog/19244
さて、今回は、一階のエントランスに施したさまざまな意匠をご紹介します。
天然石を貼った床
のびやかなアーチ を支える インポスト そして柱
もともとの構造体である鉄骨をかくす目的の意匠ですが
施主、設計、工務店、デザイナーと協議をかさね
白亜の宮殿のイメージでこのようなデザインに決まりました。
しかしながら、既製品ではなかなかピッタリくるものがなく、
工期もせまっているので自分たちで作ることにしました。
ベース部分は 八幡社長がモルタル置き引きで作りました。
引き型は、柱・台座・礎石
それぞれ下地のモルタル用、仕上げの石膏用と数種類 作りました。
ないものは 作る、左官で作れないものはない。が 八幡工業のモットーです。
柱型を制作中の平野さん
その隣では、若手の二人(松本君と藤井君)が
アーチの部分をモルタルで作っています。
金属や木材の下地に、段階的に 左官の下地~仕上げを施していきます。
これがどうなるかと言いますと・・・
おしゃれな照明器具がとりつけられ、このようになります。
もはや、金属や木材の下地の名残はなく、大理石の柱にしか見えません。
柱(シャフト)の模様、柱頭(キャピタル)の形 はドーリア式
2階にも伸びる柱、ギリシャ神殿の様式です。
そして、柱を支えるどっしりとした礎石
まとめ:八幡工業 が入ったら 左官職人の技術力を集結して
岩・石・大理石の柱やアーチの梁・・・なんでも作ってしまいます。
というわけでこの柱の中、実は エレベーター室だったのです。
ステンドグラスと木製のドアは 特殊塗装のペイントマジックなのですが
この施工の 「もうひとつのひみつ」は 次回におあずけ。といたしましょう。
どうぞ、お楽しみに~!