さかんをさかんにしたい!
葛飾区の高砂中学校にて毎年開催しています
「高砂ハローワーク」というイベントに お声がけいただき
八幡社長、橋爪、谷、鈴木、斎藤の5人で伺いました。
5回目の今年もおしごと体験の講師のご依頼をいただき、
子供たちに 「左官」「塗り壁」の魅力をお伝えに行ってまいりました。
中学生のみなさんが持っているのは 色土でつくった
掻き落とし仕上げの デザインパネル。
来年開催の ビッグイベントの デザイン いいですね~~
毎年、中学生に大人気のデザインパネル作業には なんと14名が参加。
みんなまじめな子たちで、お互いに自分が調合した色土の材料をシェアーしたり
早く終わったひとが友人を手伝ってあげたりとすばらしい協調性です。
作業は、鏝塗りした下地の上にステンシルシートを重ね
自分の好きな色をのせて鏝で押さえ完成させます。
この女の子は赤いバラ、わざと斜めに配置してニクイ演出ですね~
八幡社長が 黒い犬の掻き落とし仕上げを実演指導中
名人の技術におお~すげ~
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さて、子供たちがはじめて接するであろうことを想定し
ことしはこんな資料を作ってみました(笑)。
(*これウィキペディアには実在していないのでジョークです。デザイナー谷より)
アップにしてみますと、
左官屋だけ バッチリ紹介! ポーズをつけている職人さんは八幡社長がモデル(笑)
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そして、小学生のために用意したのは
ピカピカ「光るしっくい泥だんご」作りです。
実はこの泥団子、仕込みに一週間かかっています。
ほんと、大変なのですが 子供たちの笑顔をみたら苦労も吹き飛びます。
(*みんなは6番からのスタートです。)
小学生は7名が参加
好きな色の漆喰を塗り付け
ガラスのコップで一生懸命磨いています。
2時間ちかく 手が痛くなりながらも集中して
思い通りにいかない子は泣きだしそうになりながら・・・
その真剣な様子に、見ているこちらも感動させてもらいました。
完成した光る泥団子!!!!!
さて、この光る漆喰を壁にすると ↓
こういう、光る平らな壁ができるんです!
ヨーロッパではイタリア磨きとも呼ばれ まるで大理石のような光沢感から
左官の高級仕上げのひとつに数えられています。
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【 まとめ 】
・左官は、何百年も昔から変わらない 手で行うお仕事。
・お家づくりに関わるということではモノや形で残せる仕事。
・塗り壁で 住む人、お客様の喜びに触れた時がいちばんうれしい仕事。
・左官職人さんはこの「技術」を身に着けることで一生食べて行けるんです。
・だからきっとAI (人工知能)が発達しても決してロボットでは左官はマネできないと思います。
・・・・・・などと説明させてもらったけど、どこかで少しでも伝わっているといいです。
この子たちが、いつか大きくなって「塗り壁」っていいかも、とか
「左官」ってかっこいいじゃん!! とか思ってくれたら最高です。