左官造形の三郷の幼稚園
秋、稲穂の上を今にも駆けだしそうな 新幹線
こちらの新幹線の形の 建物は左官造形でこしらえました。
埼玉県三郷市にある みやおか幼稚園の新校舎が2018年春に完成
不動開発株式会社さまからの依頼で工事に携わらせていただきました。
http://fudo-kh.com/publics/index/25/detail=1/c_id=58/page58=3#page25_58_271
田んぼの真ん中にある夏の日の 園舎
まるで海の上を進む 豪華客船のようにも見えますね。
新幹線の形の 建物の左官造形
あの寒かった 冬の工事が遠い昔のようです。
工事の初め頃 はまだ、冬の田んぼでした。
屋根には雪が残っていました。
新幹線の頭というか鼻先の運転席のあたり
鉄骨の柱が複雑に張り巡らされています。
鉄骨にラスが貼られた状態からのモルタル打設
結構な傾斜があり足場が悪い中の作業。
さらに 寒波、烈風、強風 ・・・鼻水凍りそう
材料を捏ねるための水道ホースも朝方は凍るほどでしたが
お日さまがでてくるとちゃ~んと作業できます。
下で攪拌したモルタルをベビーホイストで屋上まで一気に吊り上げます。
そしてバケツごと運んでどんどん流していきます。
ほんとはポンプ車で送って ホースで流せたら良いのですが
足場の関係ですべて手作業、こねる人、運ぶ人、塗る人、
1チーム3人態勢、人海戦術による連携作業です。
ラスの下までしっかりモルタルが入っているか確認しながら均等に塗り伸ばします。
横の壁の方が作業スピードは速いです。
下塗りから一週間あけて、中塗りの作業
ここで十分な厚みを出し、できるだけきれいな曲線になるよう成型していきます。
この日は総勢 9人体制でがんばりました。
寒いので ランチは暖かいものがありがたい。
仕上げの日には八幡社長も参加しました。
この鼻先のアール型、左右対称になるよう
途中で長さを計測したり 最後までかなり苦労しました。
このあと塗装屋さんが仕上げて 完成品となるわけです。
子どもたちの喜ぶ顔が思い浮かびますね。
夢のある左官造形のお仕事、いつでもお任せください。