スイス漆喰と左官造形による作品!後編
八幡工業・ナチュラワイズによる
スイス漆喰と左官造形による作品! のブログ 後編です。
葛飾のヨシウダ建築さんからのご依頼で
葛飾区内の住宅の内装工事を務めさせていただきました。
いつもあかるい現場監督の池端さん http://www.yoshiuda.co.jp/
池端さんと設計担当の五十嵐さんのご提案のおかげで、
ふたたび漆喰と造形による作品が実現しました。
玄関ホールに施した
スイス漆喰とモルタル造形のマリアージュ
白壁、木、レンガ
もともと別々だった素材があたかもひとつの存在のように調和した状態。
新築なのにもかかわらず、もうず~っと昔からここに、こうしているような
歴史感すら思わせる空間になっています。
手前の天板はモルタル造形+エイジング塗装による擬木
上部二段の棚板は天然木です。
*前回ブログ 施工の様子はこちら
https://www.yawata-sakan.com/blog/?p=15581
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階段室の漆喰のアップ いい表情しています。
絶妙なボケ味と塗り壁ならではのテクスチャーをお見せしたくて
導入した iPhoneに取り付けるワイドカメラ
国産カメラメーカー 「ヤシカ」さんがつくった素晴らしいレンズです。
階段室の天井もスイス漆喰左官仕上げ
これが仕上げ施工前の大工さんの作ってくれた下地
職人さんは「うわ~ ここも塗りなの? 役物だらけだ~ 」 といいますが
実は ここぞ 左官屋の腕のみせどころ!
漆喰で塗り包めて仕上げると こんなにもあかるくて重厚になります。
手をかけて、丁寧に鏝で塗った漆喰の壁は 強くて丈夫。
そして、照明の灯りがやさしくひろがります。
呼吸する壁は冬は暖かく、夏は涼しいロハスな空間を作り出してくれます。
昼と夜で雰囲気の変わるしっくい壁
何度でも 見たくなる階段室
こんな、昇り降りが 楽しみな
木と漆喰の吹き抜けのあるお家 いいですね。
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2階へご案内します。
ゆったりとした リビングダイニング
こちらの壁・天井も スイス漆喰 カルクウォールの鏝塗り仕上げです。
池畑さんの素材使いのアイデア
集成材の断面がおもしろい キッチンの見せる収納棚です。
「見せ梁」も同じパイン集成材をいれることで
メリハリとリズムが生まれます。
コーナーは丸くおさめることで ちいさなお子様にもやさしい配慮
小上がりの 畳の空間。 ちょっと横になりたい気分を誘います。
下は便利な収納になっています。
和室スペースから見た キッチン
耐熱ガラスの レンジの背面 と フード
使い易そうで いいですね。
ちょっとマニアックな「左官屋目線」でお送りした(いつものことですが 笑)
完成した すてきなお家のご紹介でした。